手妻師 藤山新太郎のブログ

1988 年、1994 年に文化庁芸術祭賞、1998 年に文化庁芸術祭賞大賞を受賞。2010 年には松尾芸能賞 優秀賞を受賞。 江戸時代に花開いた日本伝統奇術「手妻(てづま)」の数少ない継承者 藤山新太郎のブログ。

天一 8 超えられない人

天一 8 超えられない人 明治13年正月、千日前の小屋がけで天一は西洋奇術一座の看板を上げます。この時の天一は、音羽瀧寿斎を名乗っています。西洋奇術一座と言うのは、天一が初めてではありません。明治3,4年ころから既に西洋奇術を演じる奇術師はたくさ…

ブログはお休み

ブログはお休み 毎週日曜日はブログはお休みです。

天一 7 西洋奇術一座旗揚げ

天一 7 西洋奇術一座旗揚げ 昨日(21日)は、中華蒸籠(せいろう)を稽古しました。私は中華蒸籠を日本式に改めて演じています。本来日本には、緒小桶(おごけ)と言う三本筒の芸が江戸中期までありました。これは中華蒸籠の原型の奇術です。10年前にこれを…

天一 6 西洋奇術と出会う

天一 6 打ち合わせと小春軒 昨日(22日)は、夏以降のショウの企画の打ち合わせに行きました。この企画が決まれば、かなり長く大きな仕事が手に入ります。私のメリットだけでなく、若いマジシャンにも仕事を提供できます。そうなればそこから優れた人材も育…

天一 5

天一 5 さて四国を離れ、意気揚々と和歌山に渡った天一は、大きな野心を抱いていたでしょう。和歌山で成功すれば、大阪までは目と鼻の先です。大阪で名を挙げて、日本一の剣渡りの大夫になろうと考えていたと思います。 和歌山に着くと、興行師が、「つい最…

天一 4

天一 4 日々の活動 コロナウイルス騒動が始まり早1年です。この間私はブログを書き続けています。日曜日を除く毎日、原稿用紙にして7枚、約2800字を朝5時半に起きて、弟子の前田が来る9時までの3時間半、途中朝食時間を除いて2時間半、この間に原稿を書きま…

天一 3

天一 3 指導の日々 昨日は踊りの稽古に行きました、今日は生徒さんが二人来ます。舞台はありませんが、道具の修理をしたり、稽古をしたり、指導をして、日々過ぎて行きます。今は舞台の仕事は発生しませんが、5月以降にはいろいろ依頼が来るようになりました…

天一 2

天一 玉ひで公演 一昨日(16日)は、玉ひでの公演でした。初めが若手の演技で、前田は紙卵の手順。早稲田康平さんは、シルクや、ジャンボカードを使ったカード当てを演じました。今回から入った戸崎卓也さんはコーンとボール。これは珍しい演技です。こうし…

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天一

天一 私は今から10年前に松旭斎天一の人生をまとめて、「天一一代」と言う本を出しました。日本の歴史の中で、最も成功した奇術師と言えば、江戸時代なら柳川一蝶斎、明治時代なら、松旭斎天一、大正昭和なら松旭斎天勝です。 天勝は亡くなった後も、芝居に…

スウェーデンはどこへ

スウェーデンはどこへ 玉ひで公演 明日(16日)は今年初めての玉ひでの公演です。今年も毎月一回公演いたします。 私の演技の前には、前田、早稲田康一さん、戸崎卓也さんが出演します。戸崎さんは、今回が初めてですが、今後も、二か月に一回ずつ出演してい…

カムイコタンの初雪 3

カムイコタンの初雪 北海道を年に2回、キャバレー出演で回り始めたのとほぼ同じころ、九州四国中国地方のショウの出演をしているうちに、この地域のアマチュアさんと親しくなり、指導をすると、予想以上に喜ばれ、「年に2,3回指導で来てくれませんか」。と…

カムイコタンの初雪 2

カムイコタンの初雪 さて、北海道の仕事をするためには車で道内を回ることが最適だと判断しました。私は学校を出てすぐに中古のブルーバードのワゴン車を買い、どこにでも乗って行きました。この車はボロでしたが、故障もせずよく走りました。然し、北海道を…

カムイコタンの初雪 1

カムイコタンの初雪 またも古い話になりますが、私が20代でキャバレーに出演していたころ、北海道のキャバレーには毎年2度ほど出かけていました。一度出かけると、約一か月、道内を回ることになります。大学を卒業してすぐのころ、私は東京で一日、一晩に二…

才蔵 4

才蔵 4 さて才蔵の話もそろそろまとめなければいけません。昭和の手妻師、一徳斎美蝶や、帰天斎正一は、大夫才蔵の形式を残して手妻を演じた最後の手妻師だったのですが、その後、大夫才蔵の形式は失われて行きました。 全く失われてしまったわけではなく、…

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ブログお休み 日曜日はお休みします。

才蔵 3 植瓜術

才蔵 3 太夫と才蔵の掛け合いを何とか残そうと考え、これまで様々な手妻の台本を書いてきました。多くは、江戸時代に演じられていた作品を、わかっているところからふくらませて書き加えて行きました。 若狭通いの水、蒸籠、比翼連理の棒(チャイニーズステ…

才蔵 2

才蔵 2 才蔵について書く予定が、色々入れ込みをして遅れてしまいました。才蔵とは、手妻の相方で、アシスタントや、助手とは少し違います。もっと経験豊富で、演技の中に深く入り込んで、大夫を助ける役目を担(にな)った人のことを言います。 今、マジッ…

緊急事態宣言

緊急事態宣言 問題の根は何か 物事の根本がよくわからないまま、世間の騒ぎに乗せられて、みんな生活に大きな支障をきたしています。問題の根は何かがよくわかりません。医師が大騒ぎしていることをここに並べてみましょう。 1、病床数が足らなくて、医療が…

虎屋の羊羹

虎屋の羊羹 新年会 一昨日は、恒例の新年会を中止し、代わりに、大樹と、石井裕と、前田と私の4人で、寿司屋で一杯やりました。それぞれの顔を見て、コロナの状況下でも、何とか生きて行っているようで安心しました。 全く、年末のパーティーも、新年のイベ…

才蔵(さいぞう)1

才蔵(さいぞう)1 手妻には才蔵と称する相方が出て来ます。手妻を演じる人は大夫と言います。大夫の対語が才蔵になります。大夫と才蔵は力関係では本来互角です。互いに力量がなければどちらの役も務まりません。 才蔵を今日のアシスタントと考えるのは間違…

新年会

新年会 近代日本奇術文化史 年末にお話ししましたように、暮れから正月にかけて、どこにも行かず、読書を続けています。「近代日本奇術文化史」。は簡単には読める本ではありませんが、およそ半分読みました。読み物の形式ではなく、百科事典のような形式で…

日曜日は休みます

日曜日は休みます ブログはお休みです。

ヒョコ 式神

ヒョコ 式神 昨年末から、前田はヒョコの稽古をしています。ヒョコと言うのは割りばしで作った人型が、ひとりでに立ち上がって歩いたり、踊りを踊ったり、丸めた紙が、手のひらで踊ったり、腕を伝って動いたり、様々な不思議を見せます。 ヒョコの歴史は古く…

明けてめでたや

明けてめでたや あけましておめでとうございます。本年も手妻の公演、マジックショウ、マジックセッション、マジックマイスター、マジック合宿など、様々まマジックの催しをして行きます。どうぞ、振るってお越しください。 私は子供のころ、なぜ年が明ける…

ルーキー新一さん 2

ルーキー新一さん 2 大晦日 事務所は29日の大掃除で終わり、30日から正月2日まで4日間休みです。今日はさすがに尋ねて来る人もなく静かな大晦日です。 いつもなら、正月のイベントの用意で、大道具を出して、修理などをしている時です。場合によっては大晦日…

ルーキー新一さん 1

年末正月の過ごし方 今年の年末正月は、本を読んで過ごそうかと思います。先ず、先日紹介した、「日本奇術文化史」それに田代さんが訳した、ケン・ウエーバーの「マキシマムエンターテインメント2.0「」です。両著とも大作で、正月2日までで読み切れるとは思…

大掃除

大掃除 マーシャル緒方へ行く 昨日(28日)は、踊りの稽古の後、床屋さん(マーシャル緒方)に行きました。中目黒にあります。もう40年同じところに通っています。このところ、コロナウイルスの影響で、外出しない人が多く、そのため、3か月も床屋さんに行か…

生贄作り

生贄作り さて、世の中は、不思議なことが次々に起こります。医師がテレビで度々、「医療活動が限界にきている」。と言います。本当でしょうか。コロナウイルスが突然今、爆発的に増えたのならそれも理解できますが、既に1年もコロナが蔓延していて、それに…

日曜日はお休み

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