手妻師 藤山新太郎のブログ

1988 年、1994 年に文化庁芸術祭賞、1998 年に文化庁芸術祭賞大賞を受賞。2010 年には松尾芸能賞 優秀賞を受賞。 江戸時代に花開いた日本伝統奇術「手妻(てづま)」の数少ない継承者 藤山新太郎のブログ。

感染者の数を数えないで

 数十年後に今の時代を眺めたら、「あぁ、あの時が人類の歴史の分岐点だったんだなぁ」。と思うかもしれません。すなわち半年前(2019年)までの人類の営みがピークで、その後、コロナウイルスの騒ぎによって人類は衰退した。となるのかも知れません。全くくだらない騒ぎです。

 コロナウイルスは人類を衰亡させるほどの威力はないのです。コレラよりも、ペストよりも、香港風邪よりも、エイズよりも、ノロウイルスよりも、インフルエンザよりも、はるかの感染力の弱い、威力のないウイルスです。

 それを世界中の政治家やマスコミが針小棒大に騒ぎ立てて、ロックダウンして、自らの経済を衰退させて、多くの失業者を出して、国と国はいがみ合い。交際を絶ち、人は疑心暗鬼になり、本来被害者であるはずの感染者を、加害者のごとく扱い。差別と偏見で我身を守ろうとしています。本当にそんなことをして自身が守れますか。自らの活動を狭めているだけではないですか。こんなことを続けて、この先どう生きていこうと言うのでしょうか。

 

 ロックダウンも非常事態も無意味

 私は、初めから、ロックダウンも、非常事態宣言も無意味だと言って来ました。そんなことをすれば国が衰退してしまうだけです。学校を休校にして、会社を休業にして、何が解決しますか。一時、数値上の感染者を減らすことはできても、ロックダウンを解除すれば必ず元に戻ります。特効薬も、ワクチンも開発されていないのですから、根本的な解決はないのです。学校や、会社を休んでも休まなくても結果は同じことです。ロックダウンや非常事態宣言ではウイルスは終息しないのです。

 今になって多くの人は、ロックダウンの無意味に気が付いたようです。私は初めからスウェーデン方式以外、国を維持してゆく方式はないと言いました。現実に、今の日本が、再度の非常事態宣言が出せずに躊躇しています。その姿は、スウェーデン方式と同じではありませんか。

 但し、スウェーデンではマスコミや、政治家が感染者数を毎日発表して、煽り立てるようなことはしません。スウェーデンのテレビ局も冷静です。それに対して日本は、なぜ毎日都知事や府知事が出て来て、感染者を発表するのですか。そこに何の意味がありますか。そんな仕事は保健所か、医者に任せておけばいいことです。

 みんなが毎日、感染者が200人を超えた250人を超えたと大騒ぎしますが、この半年で感染者は25000人です。死亡者は990人です。毎年の肺炎や、インフルエンザの死亡者から比べたらはるかに少ない数です。25000人の感染者も死者を除けばほとんどの人は回復して活動しています。何を騒ぐ必要がありますか。

 コロナウイルスは、ワイドショウが取り扱う番組ではありません。ニュース番組で取り上げれば十分です。毎日コメンテーターが出て来て、外出するな、家にいろ。そう言っていると国家は破綻します。このままではホテル、劇場、飲食店、旅行会社はほとんど年内に倒産します。人の倒産を煽るようなことを毎日テレビがやっていて、何が面白いのですか。やがてテレビにスポンサーがつかなくなりますよ。

 

スウェーデンは静寂

 スウェーデンでは感染者がほかの国よりも多いにもかかわらず、日常生活は全く静寂そのものです。飲食店は普通に営業していますし、小さなショウなら活動もしています。むしろコロナウイルスを煽れば病院の業務が煩雑になり、病院に来なくてもいい人が来て、その分、老人や、他の病気の患者のベッドを減らしてしまいます。

 日本では無駄にウイルスをマスコミが煽るために、病院は疲弊しています。先ずコロナの騒ぎをやめることです。病院は、衰弱した老人と、病気を持った患者のために確保することです。コロナは、健康体の人が罹ったのならただの風邪と同じです。家で寝ていれば治る病気です。危険なのは、衰弱した老人と、既に病気を持っている患者です。この人たちのためにベッドを開けておけば、何ら怖いウイルスではありません。

 

 GOTOトラベルキャンペーン

 結構じゃないですか、時期尚早などと言う人がいますが、今行かずしてどうしますか。そんなことを言っている間に企業がどんどん倒産しますよ。企業が倒産して、誰もが家に閉じこもって国民は生きて行けますか。年金生活者でも、企業が倒産すれば年金も出なくなりますよ。国家公務員も、地方公務員も、企業が倒産すれば、給料は半減しますよ。それをわかって家に閉じこもっているのですか。

 

第二波が来る

 またもオオカミ少年が騒ぎます。確かに第二波は来るでしょう。然し、何時の時代でもウイルスが途切れることはありません。新しいウイルスが来れば少なからぬ人が犠牲になります。しかし我々はそれを繰り返して生きてきたのでしょう。今に始まった話ではないはずです。まだ見ぬ第二波を恐れて、食べたいものも食べず、行きたいところにも行かず、じっと閉じこもって何が幸せですか。

 日本では毎年、交通事故で1万人が死んでいます。コロナウイルスは990人です。交通事故で1万人が死んでいるからと言って、自動車に乗りませんか、バスに乗りませんか、そうは考えないでしょう。同じことではありませんか。990人の死者が出ても、1億3000万人の中の990人ですよ。その数を恐れて観光しませんか、レストランに行きませんか、温泉に行きませんか。ことさらコロナウイルスが危険なわけではないでしょう。

 被害妄想を捨てて、もっと明るく生きる道を考えてはいかがでしょう。何もしなければ何もいい思い出はできないのです。それが本当に幸せでしょうか。

続く