手妻師 藤山新太郎のブログ

1988 年、1994 年に文化庁芸術祭賞、1998 年に文化庁芸術祭賞大賞を受賞。2010 年には松尾芸能賞 優秀賞を受賞。 江戸時代に花開いた日本伝統奇術「手妻(てづま)」の数少ない継承者 藤山新太郎のブログ。

セッション延期のお知らせ

 皆様にこうして毎日、マジックの情報を流しつつ、実はこの数日、私の心の中で右に左に揺れ動いていました。いろいろ考えた結果、4月25日の大阪で開催予定のヤングマジシャンズセッションと、5月8日、東京の座高円寺で開催予定のヤングマジシャンズセッションは、開催延期することにいたしました。

 良い席で見たいと早々チケットを申し込んで下さった皆様には申し訳ないのですが、大阪公演は、まだ半分しかチケットが埋まっていないこと。ライブハウスでの開催に対して、大阪の人の見る目が厳しいこと、公演後の打ち上げなども自粛しなければならないこと。出演者の多くが不安を感じていることなど、いろいろ考えて、4月25日は公演中止とし、10月3日に開催を延期することにいたしました。

 また、東京に関しましては、座高円寺が現在休館中で、この先5月8日も恐らく休館が続く可能性があるため、実質公演不可能なこと。韓国のゲストのハンマンホーがコロナウイルスの影響で、日韓が交流を断っているため、来日できないことなどを考えて、やむなく10月30日に延期し、同じく座高円寺で開催することにいたしました。熱烈に、マジシャンズセッションを支持してくださるお客様が多く、私自身も、マジックを愛する人のために、何が何でも開催する決意でいたのですが、結局多くの人の不安な思いに勝てず、延期することになりました。お騒がせして誠に申し訳ありません。

 

 但し、皆様のお志は無駄にはしません。早めにお申し込み下さった皆様には、5月8日のお席をそのまま、10月30日の開催チケットに移行しまして、同じお席で予約しておきます。また、払い戻しをご希望される方には、すぐに返金の手続きをいたします。秋には、メンバーも、お席も同じ状況で開催いたしますので、しばしご猶予お願いいたします。

 私の人生でもこうした休止活動は初めてのことです。マジシャンだけでなく、飲食店も、デパートも、ホテルもすべて、人の集まる場所は休止せざるをえない状況になってしまいました。全く不可解なことです。

 私に言わせれば今回の処置は大げさです。どこの病院の先生でも、コロナウイルスなんて大した病気ではないと言っています。結局特効薬はまだ見つかりませんし、罹っても市販の薬を飲んで寝てれば治ってしまいます。そんなに大騒ぎする病気ではないと言っています。然し、マスコミがこうまで騒ぎ立てれば、世間も同調します。私の言うことなど多勢に無勢、衆寡敵せずで相手にされません。いたし方ありません。

 マジシャンズセッションは半年後、仕切り直しをいたします。再度チラシを作成して、皆様にお知らせしますので、またその折はお申し込みください。

 

 ただし、私の出演する神田明神の伝統館での公演は開催致します。4月、10日、17日、24日、11時30分から、いたします。お弁当に鯛のごはんが出ますので、事前に予約をしてください。

 それから18日には人形町玉ひでで、親子丼のコースを食べながら私の手妻の公演は開催をいたします。お座敷でじっくりお食事をして、たっぷり江戸の手妻を見る贅沢な会です。こちらも事前予約をお願いします。お申し込みは東京イリュージョンまで、