手妻師 藤山新太郎のブログ

1988 年、1994 年に文化庁芸術祭賞、1998 年に文化庁芸術祭賞大賞を受賞。2010 年には松尾芸能賞 優秀賞を受賞。 江戸時代に花開いた日本伝統奇術「手妻(てづま)」の数少ない継承者 藤山新太郎のブログ。

寝てれば治る

 コロナウイルスに関して、何度もブログに書きましたが、どうも手妻師の言葉を信じない人が多いようですので、私の知るところの要点をわかりやすく申し上げましょう。

 

 先ず、コロナウイルスは、ウイルスの中でも、たいして手ごわい相手ではないということです。なぜ私がそんなことが言えるかというなら、私の知人の医師、何人かに直接聞いています。その上で申し上げますが、コロナウイルスは言ってみればただの風邪レベルです。仮に病院に行って、検査をしてもらったとして、その結果が陽性であったとしても、今の現状では手当の使用がありません。特効薬が開発されていませんから。

 でもご安心ください。医師はそれぞれの薬を患者に出します。(熱が出ていれば解熱剤。咳が出たなら咳止め。等々)。その上で、「それを飲んで、家で静かに寝ていてください」。と言います。寝ていれば治ります。それだけです。入院も進めませんし、それ以上の治療もしません。なぜか、コロナウイルスは風邪だからです。

 医師の側からすれば、毎日毎日、コロナウイルスの検査を求めて人が押し掛けてくることが医療業務を圧迫しています。「入院させろ」。と言う人に、その必要がないということを説明する時間が無意味です。こんな人を入院させて、もっと重症な患者のベッドを奪ってしまうことの矛盾になぜみんな気づかないのか。医師は頭を抱えてしまいます。何度も言います。コロナウイルスは家で寝ていれば治る病気なのです。

 

 データーの嘘にも気づく必要があります。日本は患者数、1400人と言いますが、実は、ほとんどの人は治って仕事をしています。実際寝ている人は300人程度でしょう。死者が24人と言いますが、3か月で24人なくなる病気は、山ほどあります。日本の人口は1億3千万人です。その人たちの中から毎月肺炎で亡くなる人、インフルエンザで亡くなる人、糖尿病で亡くなる人、結核で亡くなる人を羅列して見ればよいのです。コロナウイルスよりもはるかに多くの人が亡くなっています。マスコミがコロナウイルスの死者を語るときに、なぜ、インフルエンザの死者や、結核の死者を語らないのでしょうか。そうした病気よりもはるかに死者の少ないコロナウイルスを、なぜ特大に語るのでしょうか。全く不自然だと思いませんか。

 こういう風に書くと、ある人は、「実際、他の病気で死んだ人の中に、実はコロナウイルスだったと言う人もいるんじゃないか」。と勘繰る人があります。つまり、コロナウイルスを過少に見せたくて、他の病名にしている場合があるかということですが、これだけコロナウイルスが話題になっているのですから、もし、少しでも不審な死に方をした人があれば、病院は直ちに死因を調べて、ウイルスを調べます。いい加減な検査はしません。病気に政治の忖度(そんたく)は通用しません。加計学園やお花見会とは違います。日本の医療はそんなにお粗末なものではありません。

 

 と、こう説明しても、「そうは言っても、ダイヤモンドプリンセス号は、毎日毎日感染者を増やして、たちまちのうちに700人も感染したではないか」。と言う人があります。その通りです。はからずも、最も悪いケースを作り上げて、連日マスコミに情報を提供してしまったのです。その結果、世界中のマスコミが横浜に取材にやってきて、コロナウイルスは危険だという噂が一気に世界に広まりました。あの時、いち早く乗客を下船させて、感染者は病院に、平常の人はホテルに宿泊させしていたなら、ここまでの風評被害にはならなかったのです。あの対応は失敗だったと言えます。

 ダイヤモンドプリンセスの問題さえなければ、イタリヤが国内封鎖をすることはなかったでしょうし、アメリカが、欧州との人的交流を遮断するとは言わなかったでしょう。マスコミはマスコミで、格好の話題を手に入れたとばかりに、乗船客の見方になって、政府批判をしました。でも、医師の中には、初めから、コロナウイルスは大した病気ではないと言っていた人がたくさんいたのです。事は簡単に収まると楽観している医師もいたのです。しかし、一度風評被害が広がると、人の勢いは収まりません。

 イタリアがコロナウイルスの患者が多いのは、中国から金を借りて、港湾などの整備事業をしているからです。中国が金を貸してくれたのはいいのですが、中国人の安い労働者がイタリアに大量に入り込んだ結果、コロナウイルスが蔓延し始めたのです。金を借りるのでも人を選ばなければいけません。簡単に借りられるからと言って、安易に借りると、高いつけが来るのです。サラ金とは似て非なる問題ではありますが、根を問えば似たようなものです。国の体力が落ちているところに付け込まれたのです。

 

 話を戻します。冷静に考えてください。船 の中に閉じ込められている乗船客が二か月で700人感染したというなら、3500人が乗っているダイヤモンドプリンセスの感染率は、20%です。 しかし現実に、日本で、毎日毎日、山手線や中央線に乗って、あの混雑の中で生活しているサラリーマンの20%がコロナウイルスに感染しましたか。あるいは、日本人の20%がコロナウイルスになりましたか。

 今のところ、日本の感染者は1400人ですが、そのうちの700人はダイヤモンドプリンセスの乗船客です。実際の日本人は700人が感染しただけです。ダイヤモンドプリンセスから計算したなら、本来なら500万人くらいが感染していなければいけないはずですが、500万人と700人はあまりに違いすぎませんか。しかもそのほとんどが治っている現状をマスコミはなぜ説明しないのですか。こんな病気に毎日マスコミが大騒ぎして、政府が法案を立てる必要がどこにありますか。

 つまり、コロナウイルスは簡単に感染しない病気なのです。手洗いとうがい、で十分感染が防げるのです。そうなら、普通の風邪とどこが違うのですか。歌舞伎座や、帝劇が休演する必要なんかありません。パーティーをしたい人はパーティーをすべきです。体育競技は堂々と行うべきですし、オリンピックを先送りする必要はありません。世界中の風邪をひいていない選手が来て、競技をすればよいだけの話です。そんなこと手妻師が心配して言う話ではありません。楽しい素晴らしい話題になぜ水を差すのですか。おかしな風評被害で世界の経済が悪くなることのほうが心配です。

 まず、頭のいい政治家の先生や、お医者さんが中心となって、本当のことを国民に告げるべきです。「寝てれば治る」。と。