手妻師 藤山新太郎のブログ

1988 年、1994 年に文化庁芸術祭賞、1998 年に文化庁芸術祭賞大賞を受賞。2010 年には松尾芸能賞 優秀賞を受賞。 江戸時代に花開いた日本伝統奇術「手妻(てづま)」の数少ない継承者 藤山新太郎のブログ。

断末魔の悪あがき

断末魔の悪あがき

 

 こういう人が世界の国のリーダーとして20年以上も存在していることが信じられません。プーチンさんです。ウクライナに一方的に戦争を仕掛け、飛んでもない失敗を繰り返しながら、20万人以上のロシア兵を失いながらも戦争を継続しています。全く信じられない人です。

 武器弾薬も底をつき、やむなく北朝鮮へ武器を借りに行きましたが、装備が余りに粗末で、借りることを断念。やむなく中国に支援を求めましたが、あっさり断られ、四面楚歌の中でどこをどう辻褄合わせをしたのか。未だウクライナと戦い続けています。

 ロシア政府は自国の兵士がいくら死んでも敗北を認めません。プーチンさんが国民の批判を押さえ続けているからです。殺されても殺されても補充兵を投入して来ます。さすがにこれではウクライナ軍も打つ手がありません。数の戦いになってはロシアに勝てないのです。

 だからロシアは強い、と簡単には結論付けられません。いくら負けないと言っても、この先ロシアに展望があるかと言えば、全くお先真っ暗です。こんな戦争をしてどうやってロシアは国を維持して行こうと言うのでしょう。

 そんな折にロシアでは大統領選挙があります。プーチンさんは再々々々(幾つ再が付くのか知りません)当選を狙います。さすがにロシア国内でもプーチンさんの限界を感じる人は増えて来て、地下深くでは不満の声が広がっています。然し、あくまでプーチンさんは強硬で、反対勢力には強権で対応しています。

 政治家のライバルであった、ナワリヌイ氏はいきなり拘束され、刑務所に入れられ、たちまち死亡させています。死亡の原因もわかりません。死体は公表しません。公表できるような状態ではないのでしょう。何ともめちゃくちゃな話です。

 どこまで行ってもプーチンさんは妖しい男です。元々がKGB(秘密警察)出身者です。骨の髄までKGBの体質が染みついています。拷問、強制自白、粛清はスターリン以来のKGBお家芸です。何の罪の意識もなく粛清します。この人は本来表に出て来て政治をする人ではないのです。こんな人に国を任せること自体がそもそも間違いなのです。

 こんな人を相手にウクライナは戦争をしなければならないのですから気の毒です。蛇に睨まれた蛙のようなもので、どうにもウクライナは自力での現状打開が出来ません。頼みはNATOアメリカですが、戦いが2年を過ぎて、解決がまだ見えないとなると、アメリカもNATOの内部でも乱れが出来て、支援を渋るようになっています。消極的だった初戦の支援の仕方が中途半端だったために、叩ける相手が叩けなくなってしまいました。今に至るまでずっと尾を引いて戦争の終結が見えないものになっています。 

 

 同様に中国です。経済は既に破綻した状態です。それを中国政府は政治批判、共産党に対する批判を徹底的に封じ込めています。これでこのまま中国が上手く行くのか、と言えば絶対にうまく行かないでしょう。

 そもそもが習近平さんはひどい経済音痴です。経済がどんな風に成り立っているかが良くわかっていません。貨幣価値が下がり、株価が下がり、物価が上がった先に何が起こるか気付いていないのです。そんな人がトップに立てば、経済は破綻します。現に半導体でも、EV自動車でも、不動産でも、新幹線でも、全く機能しないまでに悪化しています。

 中国から世界中の製造業が撤退しています。それでも経済が何とか回っているのは、ロシア向けの輸出が好調のためで、世界中から制裁を受けているロシアは、中国に貿易を依存する以外生きて行くすべがありません。中国は中国で、ロシアに輸出をしなければこれもまた、不況を支えきれないのです。互いに支持者の少ないもの同士、傷口を舐め合って助け合って生きているのです。

 それでこの先もずっとうまく行くならいいのですが、ロシアも中国も、元となる経済がうまく回らなければどんなことをしても国は破綻します。中国はいまだ選挙によって政治家が選ばれてはいません。全く民主主義が成り立っていないのです。政治の力のバランスはすべて共産党の中で決められています。

 経済に強く、政治家としても人気なあった李克強首相はどこへ行ったのですか。ある日、突然いなくなり、亡くなっていました。まるでロシアのナワリヌイさんと同じです。有能であればあるほど習さんには邪魔な人なのでしょうか。いつの間にか人が消えて行きます。

 全ては闇の中でことが行われるような国では海外からの信頼は得られません。信頼がなければ、経済も上手く行きません。そんな国が、一帯一路だなどと言って海外の国々と仲良くしようとしても、そんなことは嘘だとすぐにわかります。誰も信用しません。それで国がうまく行くはずはないのです。

 こうした国々を日本は決して支援しないで下さい。ついうっかり調子のいい話を持ち込まれて、経済支援でもしようものなら、手に入れた金で、ロシアはウクライナを攻めるでしょうし、中国は台湾進攻をするでしょう。日本にとっていいことなど一つもありません。決して支援してはいけません。

 いっそのこと中国ロシアに、ゴジラを差し向けて下さい。ゴジラVSクレムリンVS天安門。と言う企画を作りませんか。ゴジラクレムリン宮殿を破壊させてください。いつも銀座の服部時計店ばかり壊すのでなく、たまには玉ねぎ頭のクレムリン宮殿を徹底的に破壊してください。天安門人民大会堂も破壊してください。ついでに平壌に行って、将軍様もやっつけて下さい。ぜひ次回のゴジラはそう言う企画をお願いします。間違いなく私は見に行きます。

続く