手妻師 藤山新太郎のブログ

1988 年、1994 年に文化庁芸術祭賞、1998 年に文化庁芸術祭賞大賞を受賞。2010 年には松尾芸能賞 優秀賞を受賞。 江戸時代に花開いた日本伝統奇術「手妻(てづま)」の数少ない継承者 藤山新太郎のブログ。

一日歩いて あぁ疲れた

一日歩いて あぁ疲れた

 

 実は、一昨日(28日)にパスポートを申請に行った後、翌日、受付担当から電話があって、書類の不備を指摘されました。そのため、1日、再度都庁のパスポートセンターに向かうことになりました。

 その前に、毎月一回の糖尿病の検査のために三軒茶屋の病院に向かい、午前中は、血液を採って、検査を受けました。先月の結果は、少し血糖値が上がっていました。別段酒の量が増えたわけではなく、三度の食事も抑えていますので、大きな問題はないのですが、恐らく間食におやつを食べることが日常化してしまい、血糖値を上げているのでしょう。食べてはいけない、呑んではいけないと言われて大人しく従ってはいますが、結局おやつに手を出してしまいます。食べると言うことは一番手っ取り早いストレス解消ですので、なかなかやめられません。

 病院のあとラーメン屋さんで食事を済ませました。これは可もなく不可もなく、まぁまぁの味。そして新宿に向かいました。パスポートセンターで、別枠で再度申請用紙を書き直し、提出。待つことしばし、担当者が現れ少し話をして、問題解決。

 その後、一昨日買い忘れた、糸鋸の刃と、革製のシールを買い求め、東急ハンズへ。ついでに、うろうろ買い物をしたら、少し疲れました。どこかに座って休みたくなりましたが、喫茶店などに入ると、ついつい、甘いものを注文してしまいます。ここはぐっと抑えて、ハンズの階段にある休憩用の椅子に腰を下ろしました。

 するとこれが実に気持ち良かったのです。そのまま座っていると眠気を催し、ついうとうとと、小一時間も眠ってしまいました。よく、階段に備え付けの休憩用の椅子に腰を下ろして寝ている年寄りを見かけますが、そうした人を見ていて、「寝るならほかの場所で寝たらいいのに」。と思っていましたが、どうやらその年寄りに私がなってしまったようです。

 実に気持ちよく眠ってしまったのですが、こんなことは生まれて初めてでした。外に出たなら幾つもの用事をさっさとこなし、買い物をし、食事をしたり、ついでに新しい飲食店を探したり、或いは人と会って話をしたり、時に映画を見たり、常に目的を決めて行動していたものを、何の用事もなく椅子に座って寝ていることが何と気持ちの良いことか。プータローの気持ちがよくわかりました。

 それから高円寺に戻ったのですが、どうも東急ハンズの際の買い物と言い、電車の中と言い、体がフラフラします。体が疲れているように思いますが、それほど疲れるような仕事をしていません。この気持ちは、かつて、糖尿病になり始めのころ、薬が合わず、初期には薬が効きすぎて 、逆に低血糖になったときの気持ちに似ています。この日は朝から食事をしないで、昼にはラーメン一杯食べただけです。体が甘いものを求めていたのでしょう。それを、甘いものはいけないと押さえていたことが、逆に体をふらつかせていたのだと思いました。

 そうなら、甘味を補給しようと、途中のコンビニでアイスクリームを買いました、朗磨の分のコーンのチョコアイスと、私のは、多分新製品だと思いますが、明治のバニラアイスクリームを買いました。見るからにミルクの濃厚そうなパッケージです。バニラアイスマニアとしては、興味津々です。買った後で気付きましたが、400円近くします。コンビニのアイスとしては高価格です。

 それを買い求めて、事務所に戻り、朗磨と一緒にお茶を飲みながらアイスクリームを食べました。このバニラは十分満足のゆくものでした。甘みが効いたせいか、体調は覿面に良くなりました。

 

 朗磨は、3月9日のマジシャンズセッションのチケットを発送しています。このところ急に申し込みが来て、その対応に追われています。大成は、出演者と、メールで内容の打ち合わせをしていて事務所には来ませんが、これも忙しいようです。アキットさんは映像を使ってかなりストーリー性の濃い内容を演じるようです。期待したいと思います。

 セッションと言い、リサイタル公演と言い、ずっと長らく続けて来ましたが、コロナの時の3年間が響いています。東京も、大阪も、福井の天一祭も、内容は充実したものを提供するべく努力をしてきましたが、コロナの際の不入りは堪えました。それもコロナ前までは観客の集まりが良く、東京も大阪も二日間開催にした矢先のコロナでしたから、規模を大きくした途端の赤字の幅が大きく響きました。

 どうも世の中はうまく行きかけると、禍が起きます。なかなか楽しく幸せな舞台活動が出来ません。それが、ここ最近になってようやく人が動き出しました。よき方向に向かってくれればいいのですが、何とも先行きが読めません。

 

 ところで、一昨日の大谷選手の結婚は、どうもその後の展開で、結婚相手がすでに妊娠しているんじゃないかと言う噂が出ています。相手はスポーツ選手で、女性でありながら慎重180㎝と言う噂です。

 大谷選手のお母さんがバドミントンの選手で、夫婦そろってアスリートの家庭で育ったためか、大谷選手も、両親を見ていて、結婚相手はスポーツ選手と考えていたようです。秘密のうちに知り合い、子供まで作って、いきなり結婚この二人の間にできた子供となると、二人の間にできた子供となると、もうマジンガーZとか、ライディーン(どうもネタが古いですね)のような子供が生まれるのではないでしょうか。生まれながらにして、大リーガーや、オリンピックを背負ったような子供が出来ると思います。早く生まれてくるといいと思います。

 それにしても大谷選手は、いきなり結婚をして、ビバリーヒルズあたりに家を構えて、ドジャースで活躍して行く。まさに大谷選手が子供のころに描いていた人生のスケジュール通りに発展しています。

 とにかく四六時中人に監視されて、超多忙な毎日を送りながらも、自分のやりたいことが着実に出来ていると言うのは素晴らしいことです。

 新婚のご家庭で、仲間が集まったパーティーで、私が蝶を飛ばしたなら、いい思い出になるでしょう。そんな日が来ることを願っています。

続く