大阪セッション
10月28日29日は、大阪道頓堀のZAZAにて、大阪マジックセッションが開催されます。今回は6回目。今年から2日間の開催です。これが好評なら、今度は場所をもう少し広いところに移して、大きな会場で公演をしようかと考えています。
今回は、二日目(29日)の午後13時から、マジックコンテストをします。コンテストは大阪では初です。現在7組のチャレンジャーが申し込んでいます。締め切りを15日まで伸ばしましたので、もう3組くらいは来ると思います。
私が求めているマジシャンは、簡単に言えば「人を引き付けて離さないようなマジシャン」です。テクニック、演技力、表現する世界、個人的な魅力、どんな形であれ、人が興味を持って、何度も見たくなるようなマジシャンが欲しいのです。
それがプロであれ、アマチュアであれ、子供であっても構いません。演技が未熟でも一向にかまわないのです。上手くまとまっていなくてもいいのです。一回で完成させようと思わないで、数度チャレンジするうちに、考えがまとまって、技が付いてくればそれが成功なのです。この場が自己の芸能の試練の場と心得てくれているならそれでいいのです。
何にしても人の心を吸い寄せるような、魅力あるマジシャンが現れることが私の願いです。あなたが何かを成したいと考えているなら、とにかくチャレンジしてみることです。まず出て演じなければ、誰もあなたのことは知らないのです。良いか悪いか、巧いかまずいかはその先のことです。
次の時代のマジックのスターは、必ず、東京と大阪のセッションのコンテストから生まれます。そうなるように、チャレンジャーには、何をすべきか、どうしたらいいのかの話を毎回、フィードバックでお話します。そして側面支援もします。
来年は、まだ予定ですが、コンテストを拡大して、大阪で大きなマジックショウとコンテストを開催する可能性もあります。そうなるかどうかは今年のコンテストの成果が大きく左右します。その時には賞金もたくさん出すようにします。うまく行くように私も工夫します。
今回のセッションの出演者を紹介しましょう。
峯村健二、恐らく大阪セッションで最多出場でしょう。出ると毎回評判がよく、熱烈な反応が返って来ます。峯ゼミ大阪も始まっていて、大阪の熱心なアマチュアが参加しています。もっともっと多くのアマチュア(できればプロも)が集まって熱心に氏の考えを学んだなら、物凄いレベルのマジシャンが何人も育つと思います。
今東京と大阪で毎月峯村ゼミが開催されていると言話をすると、アジアの若手はみんなうらやましがります。「お金があったら全部習いたい」。と言う人がいます。そうなのです。アジアの若者にとってはいくら払ってでも峯村さんから習いたいのです。大阪のアマチュアはその恩恵を無駄にしてはいけません。初心に帰って、基礎から丁寧に習い直すこと。それが結果としてとんでもない大きなスキルを手に入れることになります。
SORA、イギリスの人気番組、ゴッドタレントに出演して一躍人気者に、超個性的な演技は世界中の注目の的、海外公演も多く、ますます磨きがかかっています、マジックとは何か、売れると言うことはどういうことなのか、そこに悩んでいる人は是非SORAを見て下さい。彼が悩んで掴んだ答えが明確に出ています。
高重翔、ルンペンによるマイザーズドリーム。この人を子供のころから知っている私としては、彼がプロに成るとは想像だにしませんでした。ここに至るまでがいばらの道だったと思いますが、苦労の顔は見えません。着実に山口県で固定ファンを作り、安定した舞台活動を続けています。本当の意味での成功を掴むのはこれからだと思いますが、この先に期待をしたいと思います。
橋本昌也、二回目の大阪セッションに出演したそうですが、残念ながらその時の記憶はありません。その後にいろいろ変化があったのでしょう。昨年、六本木のオズマンドでのコンテストで優勝。俄然人気が出て来て、今、注目されています。関西でプロ活動をしていると伺いました。注目すべきマジシャンです。
すぎけん、早稲田大学のマジッククラブ所属、卒業してもマジック活動を続けています。今年の東京ヤングマジシャンズセッションのコンテストで優勝。その賞金で大阪セッションに出演。わらしべ長者のごとく着実に成功を続けています。
キタノ大地、大阪のベテランマジシャン。喋りが達者で、スライハンドも上手く、イリュージョンもします。最近では手妻もレパートリーに入っています。何でも出来ます。司会に、ゲストにどうぞ使ってください。
藤山大成、今年7月に修行を終え、卒業と同時に前田将太から藤山大成となりました。舞台上で披露目の挨拶を致します。新作手妻を披露。暗中模索中です。どうぞ皆さんで祝ってやってください。
そして藤山新太郎の演技があって、全部で9演目のボリュームです。大阪では年に一度の開催です。どうぞふるってご参加ください。お席はまだあります。詳細は東京イリュージョンのホームページをご覧ください。
続く