手妻師 藤山新太郎のブログ

1988 年、1994 年に文化庁芸術祭賞、1998 年に文化庁芸術祭賞大賞を受賞。2010 年には松尾芸能賞 優秀賞を受賞。 江戸時代に花開いた日本伝統奇術「手妻(てづま)」の数少ない継承者 藤山新太郎のブログ。

オミクロンは風邪

オミクロンは風邪

 

 私はこのブログでたびたび申し上げていますが、オミクロンはただの風邪です。それは私がそう言っているのではなく、アメリカや欧米ではオミクロンは既に風邪の扱いなのです。

 感染者が日本の10倍もいるイギリスやフランスでは、今ではマスク着用も不要になり、レストランも、劇場も普通に営業しています。

 オミクロンは感染力は強いのですが、重症化はほとんどしません。既にコロナはこの二年間で威力を弱め、収束に向かっています。そして今、猛威を奮っているオミクロンは収束の知らせのようなもので、欧米ではもう先を見越して平常生活の戻っているのです。

 多くの先進国ではワクチンの3回摂取も済み、なかなか感染しなくなっていますし、感染してもその症状は重篤には至りません。

 

 こう書くと、「それでも重傷者は出ているでしょう」。と言う人がありますが、それは通常の風邪でもそうした結果になります。どんな病気でも、体の衰弱した人がかかれば死病になります。一億三千万人が暮らす日本で、重症者が数十人と言うのは、重大な感染病とは言えません。

 マスコミが毎日感染者数の発表をするため、数で怯えている人がたくさんいますが、よく考えて下さい、風邪が流行したときに、学校全体が閉鎖するような風邪が流行ったときでも、巷の人は誰もマスクも手洗いもせずに、仕事が終われば一杯やって楽しんでいたではありませんか。

 それがオミクロンに限って、何のために数の心配をするのですか、感染力を恐れて飲食店を閉鎖する理由がどこにありますか。感染者の数を恐れて一体何が解決しますか。

 県知事はなぜ国に蔓延防止条例を求めるのですか。この二年間、散々蔓延防止条例を出しながらも効果がなく、結局蔓延防止条例を出す出さないに関係なく、コロナは何度もピークを繰り返しました。いい加減その効果を疑ってはいかがですか。

 不景気風ばかり煽っているのに、今また蔓延防止条例を求める理由は何なのですか。地元の飲食店や商店の不況を煽るようなことをする県知事は立派な仕事をしていると言えますか。

 意味のない煽りに乗せられて、自らの首を絞めるような行為はおやめなさい。全く無駄です。

 

 テレビもいい加減にしてください。こんなことで騒いでいる国はほかにありません。国や県はテレビ局に風評被害をもたらさないように注意勧告をしてください。情報が人の役に立っていないのです。むしろ人が出歩かなくなって、経済は瀕死の状態です。

 この先、JRや飛行機会社の経営が傾いて、多額の補助金を出して、会社を救済するようなことになれば、税金の多くは一気に赤字補填に回ります。世の中が良くなることに税金を使うなら結構ですが、片方では風評被害を垂れ流し、片方では風評被害で傾いた鉄道会社や飛行機会社に税金を投入するのであれば、それはマッチポンプであって、何ら生産行為につながりません。そんなことをするなら始めから厳しく風評被害を押さえておけばいいのです。

 

 医師も無責任です。私の知る医師は、みんなオミクロンがただの風邪であることを知っています。知っていながら誰もそのことを言わないのです。言って世間の批判を受けることを恐れているのです。

 個人的に話をすると、みんなオミクロンはそんなに過大に考えるような感染病ではないと言います。然し、そのことを世間に伝える勇気がないのです。

 そのことは、太平洋戦争時期の新聞社や有識者と同じです。アメリカと戦うことの無意味を知っていながら言い出せず、逆に煽る立場に回って軍部の支援をしているのです。後世それを間違いだったと言う人は多いのですが、間違いと思うなら、なぜ今、オミクロンは風邪だと言えないのですか。今こそ勇気を出して間違いを指摘すべきです。

 「そうは言っても、このまま何もせずに放置していては病棟が満杯になってしまう」。と言う人があります。当然です、感染者すべてを病院に隔離すれば、すぐさま日本中の病院は満杯になります。風邪が流行ったときに、鼻水垂らしている人まで隔離すれば病院は足らなくなるのは当然です。

 感染者すべてを病院に入れるのでなく、重症化したらすぐに救急搬送できる体制を作ればいいのです。感染者には丸特チケットを渡して、重症化したら優先的に救急車が迎えに来るように取り計らったらいいのではありませんか。

 すべては風邪と同じことですから。オミクロンにかかって、ただ鼻を垂らして入院しているだけの人たちには自宅に帰ってもらうことです。話はそこから考えなければいけません。

 こんなことを続けていては、病床が不足して、他の患者さんを悪化させてしまいます。本来入院させなければいけない患者さんが放り出されて、オミクロンの感染者なら誰彼区別なく病院に受け入れていては本末転倒です。

 

 東京に住んでいたり、東京に出かけるとオミクロンに感染すると思うことは間違いです。この二年間、私は、東京で生活をし、全く二年前と変わらない生活を続け、日本中どこにでも出かけましたが、コロナもオミクロンも感染しませんでした。

 中央線にも、山手線にも連日のように乗っていますし、レストランにも行き、アルコールも飲みます。然し、感染しません。私の仲間も同様です。感染しないのです。

 仮に感染しても重症化はしません。大丈夫です。オミクロンは風邪ですから。もう一度冷静に世の中を見渡してみて下さい。そんなに危険なことはないはずです。

続く