手妻師 藤山新太郎のブログ

1988 年、1994 年に文化庁芸術祭賞、1998 年に文化庁芸術祭賞大賞を受賞。2010 年には松尾芸能賞 優秀賞を受賞。 江戸時代に花開いた日本伝統奇術「手妻(てづま)」の数少ない継承者 藤山新太郎のブログ。

峯ゼミのことなど

峯ゼミのことなど

 

 峯ゼミ

 二回目の峯ゼミが8日にあります。前回の反響が大きく、峯村健二さんの精緻な指導の仕方に多くの受講者が感動されています。

 スライハンドが好きな人なら、ぜひ受講されることをお勧めします。今までになかった指導です。何しろ、2時間30分指導して、四つ玉のボールがずっと一つのままでした。シェルを使うところまでいかなかったのです。

 しかし誰もそのことに不満を言う人がありません。ボール一個のパス、パームを細かく指導されて、練習しているうちに、今まで自分に何が欠けていたのか、初めて認識した人が多かったと思います。いい流れです。これが本当の指導です。

 次回が楽しみです。

 峯村さんの指導は、この先も、シルク、カードなど続いて行きます。みっちり2年ないし3年学べば、スライハンドのエキスパートになれるでしょう。受講生の方々は、休まず続けてほしいと思います。

 

 マジックマイスターのチケット販売開始

 9月4日に座高円寺で開催されるマジックマイスターのチケットを販売開始しました。緊急事態宣言の中、座席の半分しか入場出来ません。120席で締め切りです。申し込み順で満席になり次第締め切らせていただきます。

 マイスターは、これまで18年続けて来ました。初回から出演している人もいらっしゃいます。長く続けて来たことは互いの幸せです。マジックを通して人を楽しませると言う行為は純粋で、高級な趣味と言えます。この先もずっと続いてほしいと思います。

 今回は、若手のプロ、学生アマチュア、社会人アマチュア、いろいろな人が出演します。メインゲストは、カズカタヤマさんです。田代茂さんも出演します。勿論、私も前田も出演します。総勢18本のメンバーはかなりのボリュームです。入場料、前売り3000円。4時30分スタートです。

 

お申し込みフォーム

https://mailform.mface.jp/frms/tokyoillusion/cbc3uuw6s4qz

 

 コロナは大丈夫か

 毎日1万2千人もの感染者が出ています。千葉や神奈川、埼玉では再々緊急事態宣言が出て、この先を不安に思う人が多々あるようですが、そう心配する必要はありません。この状況は、コロナ以前の日常生活に戻りつつあるだけの話なのです。

 もう、いくら緊急事態宣言をしてもこれまでの状況には戻れません。不要不急の自宅待機を繰り返していては生活が出来なくなるからです。

 千葉県も神奈川県も、埼玉県も、緊急事態宣言を要請しても無駄なことです。自粛ではどうにもならないことは東京都が実証しているではありませんか。駄目はいくら繰り返しても駄目です。

 感染者が激増するなどと言っても、アメリカやイギリスの感染者の数からするとまだまだ少ない数です。

 アメリカなどは所得が低かったり、保険が適用できない人が多くいて、病院にも行けない人がたくさんいます。そうした苦しい生活をしている人たちが感染を広げているのです。

 その点日本は保険が充実していますし、衛生観念も徹底しています。従って、いくら感染者が増えると言っても、アメリカの数値には至らないでしょう。

 インド株が蔓延しているとは言っても、日本の現状を見る限り、そう簡単には激増しないでしょう。毎日伝えられる死者の数も、国民全体の数からすればわずかです。コロナが蔓延しているからと言って、日本人の死者数が一気に増加しているわけではないのです。死者数は増えていません。コロナはそうそう死病にはつながりません。

 このことは私が言うまでもなく、みんな分かって来たようです。これから9月くらいになれば、ワクチン接種者が50%~60%を超えるでしょう。そうなると、覿面に感染者の数が減って行くでしょう。今がピークだと考えたらよいでしょう。

 むしろ大学の授業を再開したり、飲食店などを解放して元の生活に戻すことです。このままでは失業者をどんどん増やす結果になります。

 テレビを見ていると、今の感染者の増大は、政治の無策だと言います。そうなら、テレビ局や、野党はどうしたら今の感染者を減らせると言うのですか。その策を示してください。

 結局、コロナを前にして解決策などないのでしょう。しばらくはコロナと共に生活して、徐々にワクチンが普及していくことでコロナを殲滅して行く以外、解決の道はないのでしょう。そうなら政府も野党もマスコミも同じ穴の狢(むじな)ではありませんか。そうなら互いに争うのでなく、今の生活をいかに充実させてゆくかに重点を置いて行くようにしませんか。

 しばしは感染者を増やしても、生活を安定させませんか。そうでないとあまりに息苦しい生活を強いられてしまいます。そう遠くなく、コロナは収束するのですから。

 続く