手妻師 藤山新太郎のブログ

1988 年、1994 年に文化庁芸術祭賞、1998 年に文化庁芸術祭賞大賞を受賞。2010 年には松尾芸能賞 優秀賞を受賞。 江戸時代に花開いた日本伝統奇術「手妻(てづま)」の数少ない継承者 藤山新太郎のブログ。

コロナは人災

 昨日は大阪の指導の後、千房さんにお伺いして、10月3日のマジックセッションにスポンサーになっていただいたお礼を申し上げました。実を言うなら千房さんは今大変な状況です。全国に70店あるチェーン店が、コロナによる売り上げダウンで苦戦しています。本来なら、マジックショウの支援など問題外なはずです。然し、快く引き受けてくれました。感謝です。人の情けは苦しい時に身に沁みます。

 今こそどんな状況でもショウを開催しなければいけません。先ず、ZAZAが劇場借り入れ予約ががら空きです。このままではZAZAそのものが倒産です。私にできることはわずかでも、何とか支援しなければいけません。

 セッションの出演者も、若手ばかりで、コロナの影響で出演の場がありません。こんな時こそ出演の場を作ってやらなければいけません。お客様も、年に一度のマジックショウを楽しみにしています。そうであるなら、国の支援を貰取り付けるなどして、方々にお声がけして、ショウを開催しなければ、誰も何もできない状況を打破できません。これこそ私の仕事と、毎日動き回っています。閑散とした道頓堀の繁華街を見るにつけ、私一人でもこの流れを変えなければいけないと思いました。

 

 人形町玉ひでは、今週19日(土)に開催されます。19日から、劇場の人数制限がなくなるようですから、40人までは入場可能になるようです。そうなら少しでも人を入れて、活気を取り戻さなければいけません。と言うわけで、玉ひではまだ席に余裕があります。どうぞお申し込みください。東京イリュージョンまで、03-5378-2882

 

 10月3日(土)道頓堀ZAZAで開催される大阪マジックセッションも座席に余裕が出来ました。どうぞお申し込みください。峯村健二さんの秘蔵の作品が見られます。黒川智紀さんもプロ活動をして一層磨きがかかっています。

 10月30日(金)座・高円寺でのヤングマジシャンズセッションも席にゆとりが出来ました。今回は、峯村健二さんと、伝々さんの顔合わせです。間に対談を挟みます。学生さんのレベルも素晴らしく優秀です。充実の舞台であることをお約束します。どうぞお越しください。いずれも東京イリュージョンまで。

 

コロナは人災

 日本の経済が30%以上のダウンだそうです。これは太平洋戦争以来の打撃です。アメリカと戦っていた時には、B29がやってきて、爆弾を空中から落として行きましたが、飛行機が去れば、1時間後には市電は動き出し、会社も工場もすぐに稼働を始めていました。戦時下であっても、空襲があっても日本の経済は停滞していなかったのです。

 それが今回のコロナはどうしたことでしょう。大学はいまだ休校です。今年二月に受験した学生は、未だに学校に行くことなく、クラスメートと顔を合わせることなく自宅待機しています。こんなことをしていて教育が成り立つのでしょうか、人材が育つのでしょうか。クラスターを恐れて、責任逃れしているとしか思えません。大学の運営をしている人たちの姿勢にこそ問題があります。これは人災です。

 日本中でクラスターを問題視していますが、感染することはさほどに恐ろしいことではありません。コロナは風邪と同じです。「いや、そうは言っても死者が出る」。と言いますが、2月から9月まで、政治もマスコミも大騒ぎして、その結果、死者の数は1200人です。1億3000万人の人口を擁する日本では、毎日何万人もの日本人が必ず死んでいます。その中で1200人と言う数字は取り立てて大騒ぎする数ではありません。

 毎年正月に餅をのどに詰まらせてなくなる人が年間、約1500人います。コロナウイルスは、餅をのどに詰まらせた人ほどにも至っていないのです。餅で死んだ人を騒ぎ立てないように、コロナで学校を休むことに何の意味がありますか。毎日マスコミが放送するほどの騒ぎですか。

 クラスターで100人が感染した学校の生徒の話が話題になりましたが、その後は全員完治しています。誰も重症化していないのです。それなら風邪と同じです。なぜ騒ぐのですか。「もしも重症化したら怖い」。と、言いますが、重症化したらどんな病気も怖いのです。

 元々病気を抱えていた人にとって、風邪や、肺炎は死病につながります。インフルエンザが流行したときでもどれほどの死者が出たかをごらんなさい、コロナの比ではありません。コロナはおとなしいウイルスです。インフルエンザが流行っていた数年前には何万人もの死者を出しながらも誰も騒がなかったではありませんか。今大騒ぎをする理由がどこにありますか。

 いま世界中では、みんなコロナワクチンを期待していますが、でもよく考えてみて下さい。ワクチンなんてなくてもみんな治っているではありませんか。コロナは駅前の薬局で風邪薬を買って飲んでれば治る病気です。そうなら風邪じゃぁないですか。

 

 レストランや、ホテルがどんどん倒産しています。政府はGOTOキャンペーンをしきりに行っています。ぜひ旅行に行くべきです。町の商店街で食事をすべきです。ここらで出不精を改めるべきです。

 危険を煽るテレビ番組は無責任です。百害あって一利ありません。眉に唾をつけてみることです。都知事も府知事も、感染者の数を数えることはおやめなさい、みな完治しています。めでたい話ではありませんか。風邪をひいた人の数を数えて何になりますか。あの人たちが世間を煽って国の経済を回らなくしています。彼らには目的意識が欠けているのです。あれこそ人災です。

 健康優先か、経済優先かと議論している学者がいましたが、馬鹿な話です。経済優先に決まっているではありませんか。家族みんなが働くからこそ病気になっても病院に行けるのです。健康保険で安価に治療を受けられるのは、みんなが働いて税金を支払っているからです。保険も使えず、治療費も払えなくなったら健康の維持もできないのです。人はまず働かなければいけないのです。働くからこそ健康が手に入るのです。人が仕事や学業を放棄してしまえば、その国は滅びてしまうのです。

 感染者は被害者です、クラスターだの、何だのと言って、感染者を騒ぎ立て、コロナの問題を個人に押し付けるのはおやめなさい。そんな無責任な態度でいるから経済が回らなくなるのです。レストランの倒産は他人ごとではないのです。やがては全ての人に不況が回ってきて、日本は破綻してしまいます。そうならないためにもコロナで大騒ぎするのはやめることです。みんなが早く去年の生活に戻ることです。

続く