手妻師 藤山新太郎のブログ

1988 年、1994 年に文化庁芸術祭賞、1998 年に文化庁芸術祭賞大賞を受賞。2010 年には松尾芸能賞 優秀賞を受賞。 江戸時代に花開いた日本伝統奇術「手妻(てづま)」の数少ない継承者 藤山新太郎のブログ。

コロナの終息はスゥエーデン方式のみ

 今日は、朝からテレビ局のディレクターと打ち合わせ。そのあと、お一人、ステージマジックの演技を拝見してアドバイス。午後からは4人の若い人がマジックを習いに来ます。夜はねづっちと、毎年恒例の飲み会です。朝から晩まで休みがありません。こんな忙しいお盆の一日は今までなかったでしょう。でも、どれも私のやりたいことですから、どんなにハードな日程でも満足です。

 日本でもすでに、ステージマジックから、手妻まできっちり指導ができるマジシャンがいなくなってきました。私の知っていることで、次の世代の人が学びたいと考えているマジックがあるなら、今のうちに伝えておかなければいけません。私が倒れてしまったら、マジックの継承はアウトです。少し真剣に指導をやっておこうと考えています。

 

コロナの終息はスゥエーデン方式のみ

 ニュースで、スゥエーデン方式は破綻したと述べている記事がありますが、それは全くの誤報です。破綻したのは、非常事態宣言をしたり、ロックダウンしたりした、イギリスやアメリカのやり方です。結局ロックダウンは、社会を混乱させ、経済を衰退させ、肝心のコロナウイルスは消えなかったではありませんか。それは日本も同じです。

 非常事態宣言は、宣言した当初は、数値の上では感染度合いが下がりますが、非常事態を解除すればたちまち数値が上がります。それは当たり前のことで、非常事態宣言をしたからと言って、コロナウイルスの数は変わらないからです。そうなら、会社や学校を閉鎖することは全く無意味です。むしろ、働かないで、出歩かなければ、人の生活は成り立たず、経済が立ち行かなくなります。こんなことを国や地方自治体が推し進めていたら、国全体が衰退します。

 企業も個人営業も、このままでは家賃が払えず、事業のために借りた資金が返済できなくなります。そうなれば地方自治体がいくら資金援助しても足りなくなります。

 今まで、コロナウイルスで亡くなった人は、1000人です。1000人と言うのは、毎年、肺病や、インフルエンザで亡くなる人の数の数分の一です。なぜこうも世間が大騒ぎするのかがわかりません。更に、コロナに罹って亡くなる人は、日本の人口から比べたなら、10万人に一人なのです。単なる感染者なら、風邪と同じです。知らないうちに罹って、知らないうちに抜けて行きます。

 テレビではコロナウイルスが大感染をしているように報道していますが、これまでで感染者は5万人です。人口比で2500人に一人です。通常の流行性感冒では、学校閉鎖などがありますが、どこの学校のクラスでも、何人かが感冒に罹ると、初めて学校が閉鎖します。つまり日本の感染者が数百万人になって初めて学級閉鎖です。然しコロナウイルスの感染は全くそんな状態ではないのです。自分たちの周りに全くコロナの感染者など見当たらないではありませんか。

 このまま過剰な反応が続くと、多くの会社が倒産します。借金を支払えない人の自殺が急増します。コロナは終息しないで、人が自殺する社会を作ってどうしますか。

ここで社会の見直しが必要です。

 スゥエーデン方式は、かなりの好成績を上げています。スゥエーデンでは、学校閉鎖もありません、企業も普通に活動しています。市民は、夜にはレストランで食事をし、バーに行き、小さな劇場でショウも見ています。全く何もコロナウイルスが騒がれる以前と変わらないのです。マスコミも静かなものです。それでいて、感染の数値は今大幅に減少しているのです。そもそも、スゥエーデンでは、感染者の数値をテレビで発表したりはしないのです。発表しても何の意味もないからです。あくまで、コロナの重症患者の治療を妨げないようにすれば何も問題もないからです。

 むしろ大騒ぎをして、病院に、感染してもいない人が集まって、検査を受けるなどして、病院業務を滞らせることの方に警鐘を呼びかけています。そんなことをすれば、コロナの重症患者は勿論のこと、通常の、治療を求めている、別の病気の患者に迷惑がかかるのです。そのためスゥエーデン政府は、いたずらにコロナウイルスを騒ぎ立てないように呼びかけています。騒いでも解決の道はないのです。

 

 コロナウイルスの検査と言うのは、病院の負担がとても大きいのです。一人ひとり検査をするために、部屋の中を除菌しなければいけません。部屋にコロナウイルスが残っていては、感染してしまうからです。更に、医師や看護婦の来ている白衣もすべて一人ひとり取り換えなければいけません。検査に要する危惧も除菌をして、取り替えなければいけません。それらを一人一人していたら、掃除やら消毒のために小さな病院は、数人の検査のためだけに大部分の医療活動がとられてしまいます。効率が悪いのです。

 だから病院は検査などしたくないのです。もし病院を正常に医療活動させたいなら、どうでもいい人が検査を受けるのはやめさせることです。テレビが、検査しろと大騒ぎをしていますが、あれこそ、医療の妨害です。むしろ重症者以外病院に来ないように呼び掛けることです。

 

 ここらで、コロナウイルスに対する認識を変える必要があります。先ず、コロナウイルスに罹ることを恐れないことです。コロナは流行性感冒と同じことです。しかも、罹る確率は低いのです。テレビではしきりに有名人の名前を出して大騒ぎしていますが、罹っている人の数は日本全体で5万人です。そして、その人たちのほとんどが治っています。風邪と同じです。重症者は毎日10人程度です。それも衰弱した老人か、重い病気を持っていて併発した患者です。決して大騒ぎをする話ではないのです。このことをテレビやマスコミがもっともっと伝えるべきです。

 テレビは感染者の数値を毎日報道するのはおやめなさい。何も解決につながっていません。更に責任のないコメンテーターに意味のないコメントを言わせることをおやめなさい。タレントや、政治評論家がコロナウイルつを退散させるいい手立てを持っていますか。いたずらに騒いで、人を怯えさせているだけです。百害あって一利ありません。

 観光、レストランや、劇場公演などを再開すべきです。劇場の座席数などを減らして営業するなどと言うことは無意味です。山手線や、中央線が連日超過密な状態でサラリーマンを運んでいる現状を見たなら、レストランや劇場にだけ空間を求めるのは矛盾です。政治が、レストランに空間を求めるなら、まず山手線をどう空間を作るかを考えてからしなければ片手落ちの政策です。でも現実にはそれができないのです。できないなら、レストランや劇場に無理難題を言うのはやめることです。

 10時以降外出禁止。これも何か根拠がありますか。夜になるとウイルスが大量に横行しますか、そんな話は聞いたことがありません。深夜に仕事をしなければならない人もいるのです。人の生活の邪魔をする必要は全くないのです。

 飲食店やホテルのパーティーを取りやめるのは意味のないことです。ほとんど罹ることのないウイルスに対して過剰な反応です。しかも罹っても寝ていれば治ります。そうなら日本人が大騒ぎする話ではありません。

 恐らく秋口になれば、またぞろコロナの第二波が来ると大騒ぎする教授や、医者が現れるでしょう。そんな事態になれば、その時対策を講じるべきで、まだ見ぬウイルスにおびえて外出を控えるのは、狼がでるぞと言った子供の話を鵜呑みにして、村から出ようとしない村人と同じです。そんなことをしていては生活が出来なくなります。みんな外に出て働くことです。今は普通の生活をする、それ以外解決の道はないのです。

続く