手妻師 藤山新太郎のブログ

1988 年、1994 年に文化庁芸術祭賞、1998 年に文化庁芸術祭賞大賞を受賞。2010 年には松尾芸能賞 優秀賞を受賞。 江戸時代に花開いた日本伝統奇術「手妻(てづま)」の数少ない継承者 藤山新太郎のブログ。

嵐の中でも前を向いて歩く

 江戸時代の武士の中には、通り雨にあった時には、着物を脱いで、小脇に抱え、褌一枚になって、裸足で道の真ん中を、ずぶ濡れになりながら、謡を語りながら平然と歩いていた人があったそうです。もしそんな侍に遭遇したら、これぞ武士と、うれし涙がこぼれてしまいそうです。同じ濡れるなら、男はそんな風に生きたいものだと思います。

 しかし私もどうやらそんな状況になりそうです。

 

 2月3月の神田明神の舞台公演は、流れてしまいましたが、4月からは遅ればせながら始まります。人がどれくらい集まるかはわかりませんし、ひょっとすると4月も中止かもしれません。しかし、今のところは開催する予定でご案内を出しています。舞台をしなければどこからも収入がありませんので、公演は開催いたします。

 

 さらに4月から、月一回、人形町の料理屋さんの、玉ひでさんでお座敷で手妻をいたします。限定30人で、親子丼のコース付きです。詳細は東京イリュージョンをご覧ください。毎月、1年間開催いたしますが。4月18日、11時30分から致します。

 目の前でじっくり手妻をご覧になりyタイ方のために落ち着いたお席で公演いたします。弟子の前田将太、他、出演いたします。よろしかったらどうぞお越しください。

両絽付き、5500円、ショウのみ2500円です。

 

 4月25日は大阪道頓堀で、ヤングマジシャンズセッション、イン大阪を開催いたします。大阪の学生マジシャン、プロマジシャン、それに私と前田、峯村健二が出演いたします。大阪では一般のマジックショウがほとんどありません。何とかこれが定着するようにと公演しています。場所は道頓堀ZAZAで致します。お早めにお申し込みください。

 

 5月8日は、東京の座高円寺でヤングマジシャンズセッションの東京公演をいたします。出演は、伝伝、ハンマンホ、私、前田、慶応や、早稲田の学生マジシャンが出演します。ようやく東京はお客様が定着し、熱いファンが増えています。特に、韓国のハンマンホは、よく練られた手順で、とっても洒落たアクトを見せます。座高円寺は席数が少ないので、お早めにお申し込みください。どうぞご参加ください。

 

 7月19日はマジックマイスターです。武蔵野芸能劇場。アマチュアさんを主体とした公演です。毎年開催しています。面白い会ですので、どうぞお越しください。

 

イベントの詳細は、東京イリュージョンをご覧ください。

 と、イベントを次々と打って行きます。この先も開催の足を引っ張るような問題が起きなければよいがと思います。まあ、何があっても私は続けます。それが私の仕事ですから。どんな苦境にあってもまっすぐ前を向いて、歩いてゆきたいと思います。ご支援いただけるなら幸いです。

 

 3月15日に牛込箪笥町ホールで、杵家七三師匠のおさらい会をいたします。私も出演します。会そのものは11時から開催していますが、私の唄は3時頃の出演で、曲目は「まかしょ」をいたします。軽快な明るい長唄です。ご興味の方がいらしたらお越しください。入場無料です。 

 

3月25日26日の国立劇場正面玄関での水芸公演は、予定の通りいたします。入場無料ですので、どうぞご覧ください。11時30分と1時30分の二回公演です。桜満開の中で見る水芸は格別です。